形から気持ちへ

様々な形で会社から部下を預けられてチャンスをもらっているが、
なぜか部下への受けが悪い。なかなか部下との距離を縮められない…

そういった現象が起こるには色々な理由があると思いますが、
一番の理由は“付き合い方”だと私は思っています。

部下との距離が縮まらない人というのは、
人との付き合い方が、基本的に形式的なのです。

部下との距離が縮まらない人というのは、
会社の要求、自分の立場からの要求が先に来てしまうのです。
部下との接し方が上司としてでしかなく、
形式上しょうがないと思ってしまうのです。

率直に言い換えると、『上司としてしか付き合っていない』のです。

そういった人は部下への挨拶、一つ取っても
形式的で気持ちがこもっていません。
会社でもプライベートでも
対個人の付き合いで大事なのは気持ちだと考えています。

リーダーとチームメイトとの関係は
形から気持ちにシフトして行かないと良い関係を築くことはできません。


では、形式的なコミュニケーションとはなんでしょうか。


代表例に面接というのがあります。

皆さんも一度や二度は面接を受けた経験があると思います。
皆さんが面接官だと思って下さい。

面接の時、応募者の方が皆さんの前に座ります。


彼らは皆さんに形式的な質問をされますが
応募者の人達は当たり前のように回答してくれます。

これは、
コミニュケーションの形式が設定されているので
問題が起こらないのです。

しかし面接でも気持ちを重要視できる人
形式的な質問は早々と終わらせて、相手をリラックスさせたり、
内面的な部分を掘り下げるような会話を試みたりすることで、
相手との距離を縮めて行きます。

コミニュケーションの本質が分かっている人は
自分の立場とは関係ない所から
コミュニケーションを取りにいき
相手をより知ろうという気持ちで会話をしていくのです。


部下が寄り付かない人というのは
付き合い方が常に上司という形式での接し方になってしまうため
部下との距離感が生まれてしまいます。


同僚として何か手伝える事はありますか?
というサポーター的なスタンスで接する事があっても良いはずなのですが
それがなかなかできない人ほどこの問題に悩まれることが多いようです。


部下と気持ちでつながる為に
「私は上司だという形式的なAttitudeを捨ててみよう!」


投稿者プロフィール

佐野 友希夫
佐野 友希夫
基本的に人が好きで、特に仕事を通して人が成長していく姿を見るのが大好きな人材育成コンサルタント。沖縄から北海道まで日本全国のクライアントを飛び回る出張の達人。食べ物で好き嫌いが全く無いので、各地の美味しいものを食べ過ぎてしまい、なかなか目標体重にたどり着かないグルメラバー。そして20代の起業を支援するビジネスコーチのYukioさんこと、佐野友希夫(さのゆきお)