「好きなことだけして生きていく」心屋仁之助 著

「好きなことだけして生きていく」では
心屋さんのコアな部分を思い切り表現してくれていて、
読んでいて好感が持てる本だった。


心の持ち方という、目に見えづらい部分の話を分かりやすく、
実用書と思えるくらいに表現してくれているところが凄い。
柔らかいタッチで書かれていますが、
メッセージはかなり強く発信されているところも凄かった。
強く共感した部分を紹介します。

頑張らなくても、価値があると信じよう。

頑張らなくていい。むしろ頑張ってはダメと言われてる感じ。
皆んな、頑張らないと自分に価値がないと思っている。
心屋さんも以前は、頑張ることで、自分を大きく見せたいと思っていた、と言っています。
頑張ることで、自分に価値を見出すのではなく、既に今の自分に価値がある。
自分は既に凄いと考えて良いのだと、読者に今の自分を強く肯定することを進めています。
心屋さんの「自分は凄いということにしてみた」という部分は、
そういう位置ずけなら、自分にもできるかな⁈と思わせてくれた。

飛行機のビジネスクラスに乗る人は自力。
ファーストクラスに乗る人は他力。

ビジネスクラスに乗る人は、往々にして自分が頑張っている人達が多いという観察。

自分が頑張るのをやめると、うまく良いかなくなってしまう。

それに比べて、ファーストクラスに乗る人は上手く他人に動いてもらっている。
ファーストクラスに乗ると、多くの人はお酒を楽しみ、隣の人と会話を楽しんだりしている。

ビジネスクラスの人は仕事をしていることが多い。

これは、本当にそうだな〜と思った。

私も、まだまだ自力。ビジネスクラスで仕事を頑張ってしまっている。

人に迷惑をかけることを覚えよう。

人に迷惑をかけてはいけないと考えるのではなく、
お互いに迷惑を掛け合って、お世話になったときには、感謝をすれば良いのです。

お世話になることに罪悪感を持ってはいけないと教えてくれています。

これも、強く共感しました。現代人は、迷惑をかけたく無いという一心で自分でなんでもかんでも頑張ってしまっていると私も思う。

人に甘えるのが下手くそになっていると共感しました。

まとめ

全編を通して、耳の痛い話が多かった。
また、確かにそうだなという共感できる話も多かった。
私にとっての一番の発見は、自分が凄いかどうかは別にして、
凄いということにしてみると良いということだった。

そう自分を位置ずけしてみようと思えたのも収穫だった。
読んだ後に自分のあり方を上手く変えられるような勇気をくれる一冊だ。

投稿者プロフィール

佐野 友希夫
佐野 友希夫
基本的に人が好きで、特に仕事を通して人が成長していく姿を見るのが大好きな人材育成コンサルタント。沖縄から北海道まで日本全国のクライアントを飛び回る出張の達人。食べ物で好き嫌いが全く無いので、各地の美味しいものを食べ過ぎてしまい、なかなか目標体重にたどり着かないグルメラバー。そして20代の起業を支援するビジネスコーチのYukioさんこと、佐野友希夫(さのゆきお)