「勢い」は何からできている?

今朝は渋谷で営業マンを20人も抱えている社長に、人材育成のコンサルティング。
営業マンの質は悪くないのに以前ほど皆んなに勢いがないと困った様子でした。
私がした質問は、「勢いは何からできているかご存知ですか?」
社長さん「何からできているかなんて、考えたことないですね〜」
「思いとか情熱みたいなものですかね?!」
「えっ、違うの、何からできてるんだろ〜」


それはですね〜!

目標の共有具合とそれを達成するためのアクションの量で会社の勢いは決まるのですよ。」

共有の力

社長の目標を何人の社員が共有してくれているのか?
社員それぞれの立場で良いから、
何人の社員が社長の目標を一緒に目指してくれているかというのが、
「勢い」の一つめの構成要素になります。
一人より二人、二人より三人。
当たり前のことですが、より多くの人が同じゴールを目指した方が、
エネルギーは大きくなります。
1+1=2ではないのです。
目標が共有されると3にも4にもなるのです。

アクション

いくら仕事上の目標が社員に共有されていても、
その目標を達成するためにアクションがなければ、何も変わりません。
「勢い」のもう一つの正体はアクションの数。
改善の回数と言っても良いと思います。
PDCAをどれだけ回せるかということでもあると思います。

規模は関係ない

2人でも3人でも勢いを作るのに会社の規模は関係ありません。
仕事に携わる人たちが、同じゴールを目指して、
どれだけ試行錯誤できるかが、会社の勢いを決めるのです。

社員は興味ないのです。

会社が大きくなるほど、社長が何を目指しているかなんて、
社員の方は興味がありません。
なので管理職の人はビジョンが大切とか言われると困るんです。
今朝の営業系の会社さんの社員さんも、
きっと会社の目標ではなく、自分の成績に興味があるのだと思います。
それはそれで良いのです。
ですから、社長さんがビジョンやゴールを語りかける時に大切なのは、
先々、そのゴールを達成できたときに、
それを聞いている人たちが、どうなっているのか、
どんな居場所があり得るのかを話してあげる必要があるのです。

「勢い」がないと感じたら、ゴールの共有具合とアクションの数をチェックしてみよう!

投稿者プロフィール

佐野 友希夫
佐野 友希夫
基本的に人が好きで、特に仕事を通して人が成長していく姿を見るのが大好きな人材育成コンサルタント。沖縄から北海道まで日本全国のクライアントを飛び回る出張の達人。食べ物で好き嫌いが全く無いので、各地の美味しいものを食べ過ぎてしまい、なかなか目標体重にたどり着かないグルメラバー。そして20代の起業を支援するビジネスコーチのYukioさんこと、佐野友希夫(さのゆきお)