まず、
モルトウィスキーはモルト(大麦麦芽)を原料としたウィスキーのことである。
モルトウィスキーの中で、
単一蒸溜所のそれぞれの土地の水や風土、気候などが溶け込んだ
蒸留所ごとの独自の味わいが、シングルモルトの魅力の一つだ。
「原料は大麦麦芽のみを使用し、単一の蒸溜所で作られたウィスキー」
「シングルモルトウィスキー」とは、
その蒸溜所の個性を主張するウィスキーだ。
同じような製法でウィスキーを作ったとしても、一つとして同じものは出来上がらない。
各蒸溜所で作られるシングルモルトウィスキーは、
その土地の気候や水などによって特徴がはっきりと分かれ、
ワインに引けを足らないほど多種多様な風味を持つ、
いわば「地酒」と言っても過言ではない。
仕込み水の違い
ベースとなる仕込み水が異なることで、
出来上がるウィスキーの味わいにも違いが生まれる。
製造方法の違い
大麦から麦芽を作り、
その麦芽を糖化・発酵させ麦汁を作り、
蒸留することでウィスキーの本を作る。
・麦芽作り=麦芽を乾燥させる際に使用する燃料によって、麦芽につく香りが変わってくる。
・蒸留=蒸溜所によって、蒸溜釜や発酵や仕込みの設備の違いで個性が生まれる。
・小さく首の短い蒸溜釜で蒸溜すると、濃く濃厚で力強い味わいになる
・大きく首の長い蒸溜釜で蒸溜するとライトでスムーズな味わいになる
樽の違い
樽に詰められ、
長い期間貯蔵されてウィスキーとなる。
よって、樽の材質や以前にどのようなお酒を詰めていた樽を使っているかで、
出来上がるウィスキーの個性が出る。
貯蔵環境の違い
10年、15年、20年と長い期間貯蔵されるため、
その蒸溜所が立地する気候風土がウィスキーの味に影響する。
海沿いなら、
ほんのりとした塩の香りが。
森の中で熟成されれば、
爽やかな森林を思わせる香りがつく。
投稿者プロフィール
- 基本的に人が好きで、特に仕事を通して人が成長していく姿を見るのが大好きな人材育成コンサルタント。沖縄から北海道まで日本全国のクライアントを飛び回る出張の達人。食べ物で好き嫌いが全く無いので、各地の美味しいものを食べ過ぎてしまい、なかなか目標体重にたどり着かないグルメラバー。そして20代の起業を支援するビジネスコーチのYukioさんこと、佐野友希夫(さのゆきお)
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